エコキュート、お風呂のお湯に汚れを出さないための超重要メンテナンス2選!【水抜き】【追い焚き配管洗浄】

  • エコキュートを使用しているが、メンテナンスをした方が良いのか・・・
  • メンテナンスとは言っても、何をしたらいいのかわからない
  • 説明書には、【水抜き(年3〜4回)】と【追い焚き配管の洗浄(ジャバ等)】をするように書かれてある
  • 本当のところ、どのようにすれば綺麗に保てるのかがわからないから教えて!!!

 

 

 

 

エコキュートを使用されている方で、『年に数回の水抜きと年に数回のジャバをするようにしてくださいね。』と言われて、水抜きこそ最初はやっていたけど、数年後からはほぼ何もしなくなってしまったという方が多いのではないでしょうか。

 

これでは、貯湯タンクに汚れが溜まり、追い焚き配管も汚れ、お風呂のお湯に汚れが出始めます!

 

 

私は、風呂釜洗浄だけを6年間施工し続けて、施工件数が1600件を越えました。
特に最近はエコキュートの洗浄がほとんどです。

 

 

そこでこの記事では、エコキュートを使用されている方が誰でも、どのようなメンテナンスをすれば、汚れに悩まされることが無くなるかをわかりやすく解説させていただきます。

 

 

絶対に必要な超重要メンテナンスは、水抜き追い焚き配管洗浄です!

 

 

 

 

代表 村田譲

 

 

【風呂釜洗浄歴 6年】
● 風呂釜洗浄 施工件数 約1600件
● ジェットバス洗浄 施工件数 約100件

 

※エコジョーズ・エネファーム
エコワン・TES・エコキュート全て対応

 

※井戸水・二つ穴・バランス釜・高温差し湯
全てに対応しておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

 

 

 

 

目次

水抜き追い焚き配管の洗浄が必須!

 

 

エコキュートを使用する上で、絶対に必要なメンテナンスが、水抜き追い焚き配管の洗浄です。

 

 

私が追い焚き配管専門の業者ですので、追い焚き配管洗浄の依頼をいただいたお客様に、水抜きと追い焚き配管の洗浄はされたことがあるかどうかを尋ねると、ほとんどの方がこうお答えになります。

 

 

『追い焚き配管の洗浄はやってもジャバくらい。(業者による追い焚き配管洗浄はしたことがない)水抜きは一応知ってはいたけどやったことがない。』

 

 

この状態、つまり、ほぼノーメンテナンスで10年近く経てば、貯湯タンクや追い焚き配管に相当な汚れが蓄積されていることは間違いありません。
自動湯張りで汚れが出るのもしょうがないです。

 

 

このような状態にならないために、定期的なメンテナンスが必要となってきます。

 

 

水抜きとは?

 

 

まずはこの絵をご覧ください。

 

 

 

 

エコキュートというのは、簡単に言うと、電気でお湯を作る給湯器です。

 

 

昔はガスや灯油のような、実際に火を燃やしてお湯を作る給湯器しかなかったのですが、技術が進歩することによって火を燃やさずに電気でお湯が作れるようになりました。

 

 

最初は電熱線でお湯を作っていましたが、現在は、ヒートポンプユニット(絵の左側)を使用して、電熱線よりも安全に効率よくお湯を作れるようになりました。

 

 

電気料金が安い深夜にお湯を作って、1日分のお湯を貯湯タンク(絵の右側)に作り置きします。

 

 

絵を見ていただくとわかりやすいのですが、貯湯タンクは上部が暑いお湯の層になっていて、下部は冷たい水となっています。

 

 

この貯湯タンクの最下部は、何もしないでいると、設置からずっとほぼ同じ水が停滞していることになります。

 

 

その状態であれば、衛生的に見ても不衛生ですし、やはりそのお水自体が劣化して、湯あかのような汚れに発展してしまいます。

 

 

その汚れが各箇所に出てくるような事態は避けたいですよね。

 

 

ですので、貯湯タンク最下部の水は定期的に排水して、新しい水を最下部に足してあげることが綺麗に保つのに重要なんです。

 

 

この古いお水を排水して、新しいお水を入れてあげる作業のことを水抜きと言います。

 

 

水抜きの作業手順は、エコキュート本体の説明書に絶対に載っているので参照して実践して見てください。

 

 

私が業者として、どのくらいの頻度で水抜きをしたら良いか?、という質問にお答えすると

 

 

  • 浄水(水道水)であれば、2〜3ヶ月に一度、貯湯タンク全体の4分の1を排水する。
  • 井戸水や地下水であれば、1〜2週間に一度、貯湯タンク全体の3分の1を排水する。

 

 

正直、面倒臭いかもしれないのですが、ここまでやっておけば貯湯タンクが綺麗に保てるかなと考えています。

 

特に井戸水や地下水は、塩素処理がされていないため非常に汚れやすいです。最低でも月1はやっておかないと、すぐに汚れが溜まると思います。

 

 

そのくらい、エコキュートの水抜きは重要メンテナンスですので、今までされていなかった方もこれからは水抜きをしてあげてください。

 

 

追い焚き配管の洗浄とは?

 

 

水抜きの説明で見ていただいた絵は、追い焚きシステムは書かれておりませんので、お風呂の追い焚きシステムに関しましては、こちらをご覧ください。

 

 

 

紫色の丸で囲ってある箇所が、追い焚き配管(風呂釜)と言われているものです。

 

 

簡単に説明しますと、浴槽のお湯を吸い上げて給湯器まで戻し、戻ってきたお湯が熱交換器で熱をもらって熱くなります。その熱くなったお湯が、浴槽に戻ることによって浴槽全体のお湯の温度を上げる、という仕組みになっています。

 

 

ということは、浴槽のお湯、つまりは人が入ったお湯、人の皮脂が混ざっているお湯、入浴剤が混入されているお湯が、追い焚きや保温によって追い焚き配管を循環するので、使用すればするほど汚れが付着していってしまうのです。

 

 

そして汚れが溜まりすぎて、配管が悲鳴をあげると、お風呂のお湯に汚れが直接出てきてしまったり、お湯が臭くなってしまったりします。

 

 

追い焚き配管の汚れも定期的に専門業者に除去してもらってください!洗浄頻度としましては

 

  • 浄水(水道水)場合、理想は1年に1回
  • 私の個人的な意見として、最低でも2〜3年に1回
  • 井戸水や地下水の場合、半年〜1年に1回

 

 

 

 

エコキュートの最重要メンテナンスとして、水抜き追い焚き配管洗浄をしっかりと定期的に行っておくことによって、お風呂のお湯に汚れが出てきてしまうようなことや貯湯タンク内部の汚れの発生を防ぐことが出来ます。

 

 

この2つともが重要で、どちらかが欠けてもダメなんです。

 

 

その症例を次にご紹介させていただきます。

 

 

エコキュートの追い焚き配管洗浄

 

 

私が、追い焚き配管(風呂釜)洗浄専門で施工させていただいていることもありまして

お風呂のお湯に汚れが出てきてしまって困っている!

という、お悩みでのご依頼が非常に多いです。

 

 

もちろん追い焚き配管を洗浄することによって、追い焚きのシステムは綺麗に改善されます。これで大丈夫かなと思い、再度お湯を出してみると変わらず汚れのような異物が出てくることが稀にあるのです。

 

 

今回のお客様も、自動湯張りや追い焚きで汚れが出るとのことで、追い焚き配管洗浄の依頼をいただきました。まずは、追い焚き配管の汚れを見てみてください!

 

 

追い焚き配管の汚れ

 

 

 

 

 

 

しっかりと汚れを落として、追い焚き配管は綺麗になりました。

 

 

そこそこ大量に出ていますが、エコキュート8年でこれだとまだ良い方だと思います。

 

 

追い焚き配管の洗浄が終了しましたが、この後次なる問題が発生しました・・・

 

 

最終確認で自動湯張りをしてみると、最初と変わらないくらいに異物(汚れというよりは繊維のようなもの)が出てくるのです。

 

 

 

 

追い焚き配管は綺麗になっているはずなのに汚れが出てくる!

 

 

これには正直なところ驚きました。
追い焚き配管を綺麗に洗浄したにも関わらず、改善されるどころか、最初と変わらないくらい異物が出てくるなんてことは、ほぼございません。

 

 

どれだけお湯を出してみても異物は出てきます。

 

 

こうなると、理由は2つほど考えられます。

 

  1. 追い焚き配管(風呂釜)のポンプに異物が絡まっている
  2. 貯湯タンクが汚れてしまっていて、汚れが出てきている

 

お客様には、しっかりとご説明させていただきまして、様子を見ながら1ヶ月後に、追い焚き用のポンプの分解と大掛かりな水抜きをしてみることになりました。

 

 

もちろん追加料金となってしまうのですが、原因をとにかく追求しないといけません。

 

 

 

 

追い焚き用のポンプを分解洗浄

 

 

洗浄から約1ヶ月後、再度訪問させていただくと、お湯を出してみてもほとんど異物は出てこないようになったらしいのですが、お客様としては、原因を今のうちに追求しときたいとのことでしたので、早速エコキュート本体の中にある追い焚き用のポンプを外しました。

 

 

中央左の黒が水流スイッチ・右の白とグレーが追い焚き用ポンプ

 

 

そしてさらに分解してポンプの中を見てみます。

 

 

 

汚れは、一切付着していません!!!

 

 

ポンプの軸にも絡まったりしていないので、1ヶ月前の洗浄で、追い焚き配管(風呂釜)は確実に綺麗になったことが証明されました(๑>◡<๑)

 

 

ここまで分解して、実際に綺麗な配管やその他パーツを見ると、自分達の洗浄が間違いないということを再確認出来るので、非常に嬉しくなりますね。

 

 

追い焚き配管が問題ないということは・・・・・・・・・・

 

 

貯湯タンクが汚れている?

 

 

これしか残されていません。

 

 

 

 

タンク全体の半分以上の水抜き

 

 

ここまできたらとにかく水をできる限り抜いて、新しい水を入れてみる!

 

 

タンク全体の半分以上の水抜きをして、再度水を足してみました。

 

 

逃し弁からお湯が出てきた(タンクに水が溜まった)ことを確認して、再度浴槽からお湯を出してみます。

 

 

あれあれ?????????

 

 

紅茶のような茶色のお湯が出てきています!!!!!!!

 

 

 

 

 

そして、たまに茶色の異物・・・

 

 

 

タンクのお湯をかなり抜いて、再度水を入れるときはタンク下層から入ってくるので、タンク下層に溜まっていた汚れがタンク全体に拡散されていると考えられます。

 

 

貯湯タンクは、物理的に開けて洗浄が出来ませんので、こうなったら水抜きを繰り返して、タンク内から異物がある程度出てしまうことを待つしかないのです。

 

 

当日は、汚れの拡散が落ち着くのを待ち、再度お湯を出し続けることによって、茶色のお湯は出なくなり異物も止まりました。
ですが
確実にタンク内に異物や汚れがあることは間違いないので、定期的に僕がお伺いして、大掛かりな水抜きを繰り返していくこととなりました。

 

 

原因は判明しましたので、あとはお客様と私で協力して更なる改善を目指していきます!!!

 

 

 

 

【水抜き】・【追い焚き配管洗浄】をされていない方へ!!!

 

 

実際に症状が出ないと、色々と動くのが面倒くさい!
ということは、非常によくわかります。

 

 

ですが、症状が出るまで放置して、洗浄や水抜きで改善されなくなったら、エコキュート本体や追い焚き配管の交換でしか解決できなくなってしまいます!

 

 

そうなると、さらに面倒ですし、出費も何十万〜百万くらいとなってしまいます。

 

 

『後悔先に立たず』

 

 

とはよく言ったもので、今からでも遅くはないので、知ったその日からどうか綺麗に保てるよう実践していってください!

 

 

 

 

まとめ

 

 

  • エコキュート使用の際は仕組みを知るべき
  • エコキュートはメンテナンスが必須
  • 【水抜き】・【追い焚き配管洗浄】が超重要
  • 異変が出てからでは少し遅いが、異変を感じたらすぐにご相談を

 

 

とにかくエコキュート使用の方は、今回の記事が最重要になりますので、是非とも頭の片隅に置いといてあげてください。

 

 

ご質問やご相談されたい方は、いつでも大歓迎ですので、村田宛にご連絡くださいませ。

 

 

Thumb Alwaysは全国でもほとんどいない、風呂釜洗浄専門、で施工させていただいておりますので、お客様のお力になれると信じております。

 

 

ほとんどのエコキュートに、自動配管洗浄、という機能がついておりますが、確実に追い焚き配管は汚れます。

 

 

しつこいようですが
最後に・・・・・・

 

 

 

水抜き追い焚き配管洗浄は超重要です!!!

 

 

エコキュートをご使用されていない方でも、周りにエコキュートを使用されている方がいらっしゃいましたら、是非ともこの2点を教えてあげてください。

 

 

 

 

全国からのご連絡、心よりお待ちしております♪( ´▽`)

 

 

 

 

風呂釜洗浄専門
Thumb Always(サムオールウェイズ)

代表 村田譲